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筒美京平 The Popular Music オリジナル・コンピレーション
筒美京平トリビュートThe Popular Music

2007. 7.11


さらば恋人
オリジナル
:堺正章
 前奏の打楽器の出だしがワクワクさせて良い感じです。
 今の堺正章さんからは想像が付かないくらい、演歌っぽいというか、若者っぽくないというか、独特の歌い方をしてます。
カバー
:山崎まさよし
 まず山崎まさよしがこういう曲をカバーする事自体にびっくりしました。
 「なるほど、今風のアレンジだ」という感じですが、その中にちゃんとオリジナルの雰囲気と山崎まさよしっぽさのバランスを上手く取ってる感じです。この人も歌い方が独特ですよね。
ブルー・ライト・ヨコハマ
オリジナル
:いしだあゆみ
 これまた物凄く独特の歌い方、というか、発音の仕方をしてます。喋る時は普通なんですけどね。
カバー
:柴崎コウ
 この人、歌を歌う人だったんですね。知りませんでした。
 これも「なるほど、今風のアレンジだ」という感じです。歌い方は比較的普通ですが、音程の正確さはオリジナルの方が上です。
たそがれマイ・ラブ
オリジナル
:大橋純子
 多分初めて聴きました。良い声してます。特にサビの高い所の声が好きです。
カバー
:徳永英明
 出だしの低い声だけ聴いて一瞬椎名林檎かと思いました。徳永さんの独特な声と曲とアレンジがよく合ってます。
セクシャルバイオレットNO.1
オリジナル
:桑名正博
 この人は以前某歌番組でたまに見てたんですが、こんなに素直な歌い方をしてるとは思いませんでした。特にサビの方が力を抜いて歌ってる所がかなり意外でした。
 大サビの所でボーカルの入るタイミングがちょっとずつ早いのがちょっと気になります。
カバー
:つんく♂
 久しぶりにこの人の歌声を聴きました。高音が若干出にくくなってる感じもしますが、相変わらずのつんく節が良いです。
 アレンジがオリジナルとほとんど同じで、音が電子音になって聴きくらべるとちょっとチープな感じになってるのも、つんくらしいというかシャ乱Qっぽくて良いです。
人魚
オリジナル
:NOKKO
 この曲は初めて聴きました。静かに歌う所と張り上げる所の声質のギャップが良いです。しかも張り上げた直後にまた静かな歌い方に綺麗に戻る所が流石、という感じです。
カバー
:BONNIE PINK
 オリジナルの様な声を張り上げた時の迫力はないですが、それはそれでちゃんとBONNIE PINK色が出てて、上手く消化してるな、という感じです。
お世話になりました
オリジナル
:井上順之(井上順)
 この曲も多分初めて聴きました。(つじあやのによるカバーは聴いた事がありますが。)
 前奏のスチール弦の高い音の半音階メロディーで「第三の男」(ヱビスビールのCMの曲)を思い出しました。
 人柄の良さそうな声と歌詞が良く合ってます。メインボーカルの声は多分重ねてあると思います。
カバー
:ET-KING
 僕がそもそもラップとかヒップホップを音楽としてあまり評価してないせいかもしれませんが、作曲家である筒美京平さんへのトリビュートでラップというかヒップホップのアーティストを選ぶ事自体に違和感を感じます。
 強いて言えば、TENNの歌い方(と言って良いのか分かりませんが)と、BUCCIの詞(内容と韻の踏み方含めて)は面白いな、と思いました。
飛んでイスタンブール Homme
オリジナル
:庄野真代
 この人も以前某歌番組でよく見ました。そして、この曲のサビ以外の部分を聴いたのは多分初めてです。ポップな感じの中に上手くエキゾチックな感じを取り込んでるなぁ、と思います。
カバー
:秋川雅史
 オリジナルの4/4拍子を6/8拍子にする事でよりエキゾチックな感じを出してます。
 肝心の歌ですが、変に力んでる感じがするし、響かせようとして逆にこもってしまって言葉も聞き取りにくくなってるし、よほど調子の悪い時に録音したんじゃないかと思ってしまいます。
魅せられて
オリジナル
:ジュディ・オング
 ちゃんと全部聴いたのは多分初めてです。サビしか知らなかったのでいつもサビだけの無限ループにはまってました。
 基本的に筒美さんはフレーズの間に入れるメロディー(フィルイン)が多彩で上手い人だと思うんですが、この曲はまさにその真骨頂の1つだと思います。
カバー
:島谷ひとみ
 この人は声質に癖がないせいか、こういう曲のカバーには向いてるかもしれません。
 アレンジは海辺の熱い場所をイメージしてるんだと思いますが、エーゲ海と言うよりはスペインか南米の方へ行ってしまった様な気がします。まあ、そこにこだわらなければ良いアレンジです。
夏のクラクション
オリジナル
:稲垣潤一
 この曲も初めて聴きました。この人も独特の声をしてます。夏の終わりの雰囲気が良く出てるアレンジです。
カバー
:ゴスペラーズ
 久しぶりにこの人たちの名前を聴きました。まだいたんですね。(をい)
 彼等の様なバックコーラスを付けるにはもってこいの曲で、とても良い選曲だと思います。
真夏の出来事
オリジナル
:平山三紀
 女の人にしては低めで太めの声で、少し鼻に抜いた様な歌い方が特徴的です。ただ、鼻に抜いたせいか、(特に2番の)最後の音がほんの少しだけ低く歌ってる所が引っ掛ります。
カバー
:melody.
 この人は良く知りませんが、この人の特徴が良く出てるんだろうと思います。「メロディーのリズムをそう変えると、なるほどそういうR&Bっぽい雰囲気になるのか。」という感じです。
木綿のハンカチーフ
オリジナル
:太田裕美
 筒美京平さんの真骨頂じゃないでしょうか。当初、詞が長過ぎて曲をつけるのは無理だと思ったそうですが、プロデューサーと連絡が取れなくて仕方なく付け始めたら、意外にもすんなりできたんだそうです。プロデューサー、Good Job!(訳分からん)
 太田裕美さんの声も良いです。よくこんなに綺麗に地声と裏声を行ったり来たりできるなぁ、と思います。
カバー
:草野マサムネ
 アレンジがスキマスイッチの人なんですが、やっぱりスキマスイッチ色になってます。
 個人的にはマサムネさんにはもう少し高い所で歌って欲しいんですが、アレンジの雰囲気のせいもあってか、かなり落ち着いた優しい感じで歌ってます。
 あと、もう少し詞の内容を汲んだアレンジになってると良いのにな、と思います。
また逢う日まで
オリジナル
:尾崎紀世彦
 この人も以前某歌番組で良く見ました。その時より声が若いし、歌い方も素直です。布施明が歌ってると思って聴くと、そう聞こえます。
カバー
:クレイジーケンバンド
 なんでこんなにしっくり来るのか分かりません。完全にクレイジーケンバンドの曲みたいです。というか、この声で歌われたらみんなそんな感じなのかもしれません。流石です。
 アレンジは、テンポがやや速めなのを除けばほぼオリジナルと同じです。

最終更新:2007. 8. 3

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